はかたまつばやししんこうかい

博多松囃子振興会

福岡県
国指定重要無形民俗文化財

芸能名

はかたまつばやしぎょうじ

博多松囃子行事

国指定重要無形民俗文化財の「博多松囃子」は、福岡・博多を代表する伝統行事で、福神、恵比須、大黒の三福神を中心とする行列と稚児舞から構成される伝統芸能です。

松囃子は中世に流行した芸能で、新春に祝言を述べ、種々の芸を演じたものであり、博多においても室町時代頃から松囃子を行っていた記録が残されており、「博多松囃子」は中世以来永きにわたり松囃子が博多で伝承されてきた事例として、芸能の変遷の過程や地域的特色を示しているという点で評価されています。

現在、毎年5月3・4日に開催され、200万人以上の人出で賑わう博多どんたく港まつりのパレードの幕開けを、三福神や稚児の行列で飾るほか、市中を祝って回るなど、どんたくの中心的な存在として重要な役割を果たしています。